初心者が釣りやすい季節と魚 -

初心者が釣りやすい季節と魚｜はじめての釣船はいつ・何を選ぶ？

はじめて釣船に挑戦しようと思ったとき、「いつ行けばいいの？」「何が釣れるの？」と迷う方はとても多いです。

実は、釣りの難しさは道具やテクニックよりも、季節や魚の選び方によって大きく変わります。

ここでは、釣船初心者の方が安心して参加しやすい季節と、比較的数が釣れやすい魚について、体感ベースのリアルも交えながら紹介します。

釣船は屋外で行うレジャーのため、カレンダー上の季節と、実際に海の上で感じる体感が異なることがあります。

寒すぎたり暑すぎたりすると、釣りに集中できず「思ったより大変だった」という印象が残ってしまうこともあります。初心者の方ほど「無理なく過ごせる季節」を選ぶことが大切です。

3月〜4月は春のイメージがありますが、海の上では風が冷たく、思った以上に寒く感じる日も少なくありません。

ゴールデンウィーク前後から梅雨入り前にかけては、気温や海況が比較的安定しやすく、初心者の方にとって参加しやすい時期です。

夏は魚がよく釣れる一方で、35度を超えるような猛暑日は体力的な負担が大きくなります。釣りに慣れていない方は、無理をせず避ける判断も大切です。

また、2月前後の真冬は、海の上では気温以上に寒く感じる日もあり、手がかじかんでしまうこともあります。しっかりとした防寒対策をすれば楽しめる釣りも多く、寒さに慣れている方には好まれる季節です。

一方で、釣船に慣れていない初心者の方にとっては、寒さによる疲れや集中力の低下につながることもあるため、最初の釣船としては避けた方が無難な時期といえるでしょう。

春は、はじめて釣船に乗る方にとって選びやすい季節です。寒すぎず暑すぎないため、服装の調整もしやすく、長時間でも疲れにくいのが特徴です。

春に初心者が狙いやすい魚としては、アジやイサキなどが挙げられます。これらの魚は群れで回遊することが多く、数が釣れやすい傾向があります。

秋は、釣船初心者にとって最もバランスが良いと感じられることの多い季節です。9月下旬から11月下旬にかけては、気温・海況ともに安定しやすくなります。

夏の厳しい暑さが落ち着き、船の上で過ごしやすい日が増えるため、体力的な負担が少ない点も初心者の方には大きなメリットです。

秋に初心者が狙いやすい魚としては、アジ・イサキ・タチウオなどがあります。アタリが分かりやすく、数が釣れる日も多いため、初めての釣船でも楽しみやすい魚といえます。

釣船の快適さは、季節だけでなく、その日の風や波の状況によっても大きく変わります。

雨の中や、海が荒れている状況では、せっかくの釣りが「楽しい」よりも「つらい」と感じてしまうこともあります。

目安として、天気予報で風速5m以下の日は、比較的穏やかな海況になりやすいとされています。ただし、実際の海の状況は場所や時間帯によっても変わるため、参考程度に考えると安心です。

大人数での予約でなければ、初めのうちは天気予報をしっかり確認できる2〜3日前に予約する方法でも十分な場合があります（船宿や人気日程によっては早めの予約が必要なこともあります）。

直前まで天気が読みにくい時期は、無理に決行せず、穏やかな日を選ぶだけでも満足度は大きく変わります。

一方で、直前のキャンセルは船宿側に負担がかかるため、あまり歓迎されないことがあります。また、船宿によってはキャンセル料が発生する場合もあるため、予約時にルールを確認しておくと安心です。

なお、天候や海況によっては、強風や高波を理由に、船宿側から前日や当日に出船中止の連絡が入ることもあります。この場合はキャンセル料がかからないケースが多いですが、対応は船宿ごとに異なるため、事前に確認しておくと落ち着いて判断できます。

はじめての釣船では、「釣りたい魚」よりも、アタリが多く、数が釣れやすい魚を選ぶ方が、結果的に楽しみやすくなります。

船長から「今日はこの魚が狙いやすいですよ」と案内があった場合は、それが一番の正解です。

迷ったときは、アジ・イサキ・タチウオのように、比較的アタリが出やすい魚を選ぶと安心です（釣り物は季節や船宿によって変わります）。

はじめての釣船では、完璧を目指す必要はありません。

迷ったら、春（GW前後〜梅雨前）か、秋（9月下旬〜11月下旬）を選び、天気や海況を確認しながら、無理のない日を選ぶことが大切です。

次は「初心者が失敗しない釣船の選び方」を知ることで、さらに安心して釣船デビューができます。