この記事で伝えたいこと
- 東京湾では、気温と海水温は同じタイミングでは変わらない
- 春〜GWは「体感」と「実際の海」が特にズレやすい
- このズレを知るだけで、服装の失敗はかなり減らせる
春になり気温が上がってくると、「そろそろ釣りに行けそうだな」と感じる方も多いと思います。
東京湾周辺では、3月後半から4月にかけて一気に暖かくなり、GW頃には日中20℃を超える日も珍しくありません。
ところが実際に海に出ると、
- 思ったより寒い
- 風が冷たく感じる
- 足元がひんやりしてつらい
という体験をすることがあります。
陸では半袖でも過ごせそうなのに、船の上では上着が欲しくなる。この違和感は、春の東京湾ではとてもよくあることです。
「春なのに寒い」と感じるのは、準備不足というより、
気温と海水温のズレを知らなかっただけというケースがほとんどです。
海水温は気温より遅れて変わる
まず大前提として、空気と水では温まり方がまったく違います。
空気は軽く、日差しが強くなれば数日〜数週間で気温が上がります。
一方で海水は、大量の水がゆっくりと温まるため、季節の変化からワンテンポ、あるいはツーテンポ遅れて水温が変わります。
このため東京湾でも、
- 陸が春でも、海はまだ冬寄り
- 陸が初夏でも、海はようやく春
という状態が毎年のように起こります。
東京湾では、気温の変化からおよそ1〜2か月遅れて、海水温が変わる
という感覚を持っておくと、体感と実際のズレを理解しやすくなります。
海流も「遅れ」に関係している
海水温の遅れは、水の性質だけでなく、海流とも関係しています。
東京湾は一見閉じた湾のように見えますが、実際には浦賀水道を通じて太平洋とつながっています。
そのため、外洋の水の影響を受けながら、湾内の水がゆっくりと入れ替わっています。
春先の太平洋側では、まだ冷たい水の影響が残りやすく、
「少し前の季節の海水」が東京湾内にも入り込んできます。
さらに、東京湾の湾奥(東京・千葉側)は水深が比較的浅く、水が滞留しやすい場所も多いため、
- 冬に冷えた海水が残りやすい
- 一気には暖まらない
という特徴があります。
GWに「真夏みたいなのに寒い」が起きる理由
ゴールデンウィーク前後は、このズレを最も強く感じやすい時期です。
日中の気温は25℃を超え、日差しも強くなり、体感としては真夏に近く感じる日もあります。
街中では半袖で歩いている人を見かけることも増えてきます。
しかし海の上では状況が一変します。
- 風が冷たい
- デッキが冷えている
- 海水がまだ冷たい
特に分かりやすいのが足元です。
GW頃になるとサンダルで釣りに行く方もいますが、濡れたデッキに立ったり、少し海水がかかったりすると、
足元から一気に冷え込むことがあります。
「暑いと思ってサンダルにしたら、足が冷えてつらかった」
これは、春〜GWの東京湾ではとてもよくある体験です。
海水は体温を奪いやすい
海水は空気よりも体温を奪いやすい性質があります。
そのため、少し触れただけでも「冷たい」と強く感じやすくなります。
船釣りでは、
- 足元が濡れる
- 風を受け続ける
- 長時間じっとしている
といった条件が重なり、体感温度はさらに下がります。
春の東京湾では、「今日は暑そう」ではなく、
「海はまだ冷たいかもしれない」という前提で考える方が安全です。
服装で失敗しないための考え方
春〜GWの東京湾で服装を考えるときは、気温だけで判断しないことが大切です。
- 脱ぎ着できる上着を1枚用意する
- 風を防げる素材を意識する
- 足元は「濡れても冷えにくい」ことを優先する
特に足元は、サンダル一択にせず、状況に応じて選べるようにしておくと安心です。
春の東京湾は、「暑さ対策」と「寒さ対策」を同時に考える季節です。
まとめ|海水温の遅れを知ると、春の釣りは楽になる
- 東京湾では、海水温は気温より1〜2か月遅れて変わる
- 春〜GWは体感と実際の海が大きくズレやすい
- サンダルなど足元の冷えに特に注意
- 「少し寒いかも」を前提に服装を考えると失敗しにくい
海水温の特徴を知っておくだけで、春の東京湾での釣りはぐっと快適になります。
「思ったより寒かった」を減らし、安心して釣りを楽しみましょう。
