東京湾の魚は本当に美味しいの?釣り人が「食べる楽しみ」を重視する理由

船釣りを楽しむ人の多くは、
魚を釣ることだけでなく、「釣ったあとにどう料理して、どう食べるか」も大きな楽しみにしています。

では、東京湾で釣れる魚は本当に美味しいのでしょうか。
東京湾の魚は、
「餌が集まりやすい環境」「脂がのりやすい時期」「釣ったあとの管理」
これらの条件がそろうことで、食べたときの満足度が高まりやすいと言われています。


東京湾は餌が集まりやすい環境にあると言われている

東京湾には荒川・多摩川など多くの河川が流れ込んでいます。
河川から運ばれる栄養分は、内湾である東京湾の一部エリアにとどまりやすく、
プランクトンが増えやすい条件がそろっていると考えられています。

その結果、

  • プランクトンが増えやすい
  • それを餌にする小魚が集まりやすい
  • さらにそれを捕食する魚が育ちやすい

という循環が生まれやすく、
季節や場所によっては、脂がのった状態の良い魚が釣れることがある
と言われています。


特に「美味しい」と感じられやすい魚と時期

東京湾の船釣りで人気があり、
釣ったあとに食べて満足しやすい魚としてよく挙げられるのが、
アジ・タチウオ・シロギスです。

アジ|初夏〜夏(目安:6〜8月)

東京湾のアジは、初夏から夏にかけて脂を感じやすい個体が釣れることがあり、
体表につやがあり状態の良いアジを、釣り人の間で「金アジ」と呼ぶことがあります。

  • 「金アジ」は公式なブランド名ではなく、状態の良い個体を指す通称
  • 刺身・たたき・なめろうなど、釣りたてで評価されやすい

タチウオ|夏〜秋(目安:7〜11月)

タチウオは広い範囲を回遊する魚で、
釣りたては身質の良さが分かりやすい魚として知られています。
東京湾でも夏から秋にかけて狙われることが多く、
天ぷらや塩焼きで楽しまれることが一般的です。

シロギス|春〜夏(目安:4〜8月)

シロギスは砂地を好む白身魚で、
釣りたては香りや食感の良さが際立つと言われています。
天ぷらにすると違いが分かりやすく、初心者にも人気の魚です。


美味しさを左右する「釣ったあとの管理」

東京湾の魚を美味しく食べるうえで、
釣ったあとの管理は非常に重要だと考えられています。

船釣りでは、多くの場合、

  • 釣れたらできるだけ早く血抜きをする
  • すぐにクーラーボックスへ入れて冷やす
  • 直射日光や高温を避けて持ち帰る

といった対応が行われます。
血抜きをすることで、身に血が残りにくくなり、
臭みが出にくい状態を保ちやすくなると言われています。


スーパーの魚と、釣り人が持ち帰る魚の違い

ここで知っておきたいのが、魚がどのように扱われているかという点です。

スーパーなどで販売されている魚は、
漁業によって一度に大量に水揚げされ、
流通を前提とした形で処理・管理されています。

そのため、マグロなどの大型魚や高級魚を除くと、
一匹ずつ血抜きや細かなケアが行われないケースも多い
と言われています。

これは品質が低いという意味ではなく、
安定して多くの人に魚を届けるための、合理的な方法です。

一方で船釣りでは、釣り人が自分の手で魚を扱います。
釣れた直後に血抜きをし、すぐに冷やすなど、
管理の仕方を自分で選べるという特徴があります。

この「自分で管理できる」という点は、
釣り人が魚を非常に良い状態に仕上げやすい大きな理由の一つです。


エリアや魚種によって、味の印象が変わることもある

東京湾では、釣れる場所や魚種によって、
食べたときの印象が変わることがあるとも言われています。

工場周辺や水の動きが少ないエリアに定着しやすい魚として、
シーバス(スズキ)やクロダイが挙げられることがあります。

これらの魚は、決まったエリアに長くいる個体も多く、
条件によっては臭いを感じることがある、と語られることがあります。

一方で、アジやタチウオのような回遊魚は広い範囲を移動し、
特定の環境の影響を受け続けにくいと考えられています。

また、シロギスは砂地を好み、ヘドロ質の底を避ける傾向があるため、
状態の良い場所で育った個体が釣れやすいと言われています。


釣り人は「釣ったあとに食べる時間」も楽しんでいる

船釣りをする人の多くは、
釣果そのものだけでなく、料理や食事の時間も含めて楽しんでいます。

東京湾周辺では、仕立船(貸切)や天ぷら船など、
釣りと食事を組み合わせた楽しみ方が選ばれることもあります。

会社のイベントや団体利用では、
釣りを体験したあとに天ぷらなどを囲み、
大勢で楽しめるレクリエーションとして利用される例もあります。

※料理内容や提供方法は船宿やプランによって異なるため、
事前の確認が必要です。


まとめ|東京湾の魚は「条件を知る」と楽しみやすい

東京湾の魚は、
餌が集まりやすい環境
脂がのりやすい時期
釣ったあとの適切な管理
が重なることで、食べたときの満足度が高まりやすいと言われています。

初めての船釣りでは、
アジ・タチウオ・シロギスなど、
魚の特徴や時期を意識して選ぶことで、
「釣って楽しい、食べて納得できる」体験につながりやすいでしょう。

タイトルとURLをコピーしました